ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.1.11 03:57日々の出来事

スタッフに告ぐ


「あさが来た」を見てると、幕末から明治・大正への移行期に、

日本人の風俗が微妙に変化していくのが分かるから、参考になる。

『大東亜論』の時期とも重なっているので、スタッフは時代の変化

ごとに、何本か録画しておくのもいいかもしれない。

 

男はすでに断髪しているが、まだ着物が多し、女の日本髪はかなり

ラフに上げてまとめている。

かんざし類は見えなくなってきたが、子供にはまだ花飾りを刺して

いたりする。

 

すでに洋風のカフェで、ビールが出されたり、アイスクリームが

出されたりしているが、客のほとんどはまだ着物で、着物の文化は

昭和初期くらいまで続くのだとしたら、幕末から昭和まで、劇的に

変わったのは髪型と、帯刀してないくらいのものか?

鉄道は出来てるし、炭鉱が儲かり始めている、東京には街灯が
燈り、銀行はすでに各地に出来始めているらしい。
 

わしは昨日、『大東亜論』の下描きが6枚しか入らなかった。

やたらわしの描く分量が多くて、しかも難しい。

だが、2p『ゴー宣』のコンテも描いてないので、困っている。

とりあえず、今日中に6枚のペン入れをやって、仕事場に渡し、

それからコンテをやって、明日から続きの下描き、ペン入れという

手はずで進めるので、スタッフ諸君、よろしく。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

第117回

第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

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